DIY de ベンチボックスを作る - 後編 -

ワンランク上のDIYを目指す

今回はベンチボックスで使う材木の切断から組み立てまでを詳しく説明します


組立てに関してはビスを使わない・使っても見せないテクニックを使って、ナチュラルでワンランク上の仕上がりを目指します

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材木をカットする

図面を元に材木をカットします(私が作ったベンチボックスの図面は「DIY de ベンチボックスを作る - 設計編 -」に掲載してあるので参考にしてください)


切断工具を持っていない場合や材木を切る場所がない場合、ホームセンターなどの材木購入先でカットしてもらうと良いでしょう


自分で切断する場合はタジマ 丸鋸ガイド モバイル MRG-M9045Mを使うと、直線だけでなく45度の角度切りも簡単・キレイに出来ますよ!


トリマーを使い、材木を加工する

今回は枠材と底板に溝を作り、そこに1x4(ワンバイフォー)のSPF材をはめ込んでデザインパネルにします


1x4の厚みが約19mmある為、トリマーに6mmのストレートビットを取付け 深さ5mm、溝両端の長さが19mmになる溝を2本作ります(トリマーの取扱い方法は「トリマーでDIYをワンランクアップ! - 基礎編 -」をご覧ください)


出来た2本の溝の隙間を10mmのストレートビットで削り、幅19mmの溝を完成させ パネル材に使う1x4材との勘合を確認します


材木を研磨する

切断面やトリマー加工で出来たバリ・ささくれなどを取除き、平面に仕上げる為の研磨です


目の粗いサンドペーパー(#60 or #80)を使い表面を整え、#120で表面を滑らかに仕上げます(最終仕上げは組立て後、行います)


フレームの組立て

ネジ頭を見せない接合テクニックを使い、枠材と底板を接合します

  1. SK11 コーナークランプ SKC-1を使い、位置決めをする
  2. 縦枠材、底板をクランプでしっかり固定します


  3. 縦枠材を一度外しボンドを塗り、再度縦枠材を固定する
  4. 固定していた縦枠材側のクランプのみ緩めて外します


  5. 電動ドライバーにドリルを取付け、下穴をあける
  6. 電動ドライバーにスターエム 58S-3090 皿取錐 3×9スターエム ドリルストッパー 9mm 5005-090を取付け、ネジ頭が隠せる深さの穴をあけます


    穴径3mmの下穴と同時に穴径9mm、深さ約6mmのネジ頭が隠せる穴があきました(詳しい作業方法は「DIYでネジ頭を見せない接合テクニック」をご覧ください)


  7. ビスで固定する
  8. ビスで固定したら、材料からはみ出たボンドを濡れたウエス等でキレイに拭取ります(ボンドが残った部分は塗料が浮くので、ボンドが乾く前にしっかり拭取りましょう)


  9. 同様に残りの縦枠材も底板に取付ける
  10. 注)ビス穴は組立て後に隠します


パネルの組立て

ダボ接合のテクニックを使い、1x4(ワンバイフォー)のSPF材をつなぎ パネル部分を作製します

  1. 底板に1x4のSPF材をはめる(1段目)
  2. SPF材のつなぎ方は「DIY de ベンチボックスを作る - ダボ接合編 -」をご覧ください


  3. 縦枠材の傾きを確認する
  4. 傾いている場合は修正します(私の場合 縦枠材の上に天板とおもりをのせ傾きを補正し、1段目のSPF材と縦枠材の間に出来た隙間に木工用ボンドを流し込み一晩放置して固定しました)


  5. 1段目と同様にSPF材をはめる
  6. 3段目まで完成しました


  7. SPF材と上枠材を接合する
  8. あらかじめ作っておいた上枠をのせ、ダボ接合でSPF材と接合します


  9. 上枠と縦枠をビスで固定する
  10. 上枠と縦枠をビスで接合し、ベンチボックスの強度を高めます(工法は「DIYでネジ頭を見せない接合テクニック」を使います)


  11. 天板に天板用枠材を取付ける
  12. 箱部分と同様にネジ頭を見せない接合テクニックで組み立てます

以上でベンチボックスの組立ては完了です


最後に

今回紹介しているベンチボックスは、ネジ頭を見せない接合テクニックでフレーム部分を、ダボ接合のテクニックでパネル部分を作製しました


どちらも通常の組立てよりは手間暇かかりますが、釘やビスが見えない分 ナチュラルでワンランク上の仕上がりになること間違いありません


続きは「DIY de ベンチボックスを作る - 仕上げ編 - 」をご覧ください


★「図面が形になる」まさに DIYの醍醐味ですね!★

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