更新作業は効率的に
庭に高麗芝を植えて、はや12年月日と共に芝生が綿密になってきました
しかし最初のころと比べると、芝生にかける労力は減ってきていると思います
慣れてきたせいで、作業効率が上がったのかもしれません
そこで私が春先に実施している 効率の良い芝生の更新作業方法について、詳しくお話ししたいと思います
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更新作業はまとめて実施する
更新作業は余程の事が無い限り、春先にまとめて1回だけ実施するようにしています理由は簡単、まとめた方が作業効率が良いからです
春先に実施する更新作業の順番は
- 大きな雑草を取除く
- 芝刈り(1回目)
- サッチング
- 芝刈り(2回目)
- エアレーション
- 目土入れ
- 肥料
それぞれについて詳しく説明していきます
1.大きな雑草を取除く
芝刈りの邪魔になる大きな雑草を根っこから取除きます(芝刈りの邪魔にならない小さな雑草は後日、別の方法で除去します)雑草取りに適しているのは、前日に雨が降り 土が湿っている時で、そのような時は土が柔らかくなっている為、簡単に根っこから抜けるからです
ただ芝が濡れていると芝刈りがしにくいので、雑草取りだけ別の日に行うこともあります
2.芝刈り(1回目)
春先の芝刈りは枯れた芝生を取除き、芝の高さを低くして シーズン中の芝生管理を楽にすることが目的です芝刈りに関してもっと知りたい方は「芝生をキレイにする秘訣 - 芝刈り編 -」で詳しく説明しておりますので、そちらも併せてご覧下さい
更に春先の芝刈りはこの後説明するサッチングも楽にしてくれます
3.サッチング
サッチングとはレーキなどを使い、芝生からサッチを取除く作業を言いますサッチとは枯れた芝や、芝を刈った後の葉先が地面に堆積したものを指します
サッチは土壌を乾燥から防ぎ、温度変化を緩やかにするので ある程度は必要ですが、過度な堆積は保水性が高まり過ぎ、病気・害虫の温床 コケの発生につながるので、取除く必要があります
サッチングのやり方は何種類かあるので、詳しく知りたい方は「青々とした芝生にする為に」をご覧下さい
4.芝刈り(2回目)
サッチングをするとサッチ層が薄くなり、それに合わせて地面の高さが低くなりますまたサッチングで寝ていた芝が起き上がり、芝の高さが不均一になります
再度 芝刈りをする理由は、芝生の高さを更に低くして均一にすることです
ではサッチング前の芝刈りは不要かというと、芝の高さが低ければサッチング前の芝刈りは不要です
しかし大抵の場合 現実は伸びたまま枯れているので、1回目の芝刈りが必要になってきます
その為 手間は掛かりますが、私はサッチングの前後に芝刈りをしています
5.エアレーション
芝生の土壌は月日が経つと固くなってきます固くなった土壌は水分の吸収や酸素の通りが悪くなり、芝生の成長に悪影響を及ぼします
その為 土壌に穴をあけ、通気・通水性を改善することがエアレーションの目的です
エアレーションにはスパイキングとコアリングという2種類の方法がありますが、私はバロネス タインエアレーターを使ってコアリングという方法で穴をあけています
コアリングは土壌から土の塊を抜くので、地表が凸凹になりにくいことが特長です
6.目土入れ
エアレーション後には根っこを乾燥から守る為に必ず目土を入れて下さい私の場合、目土に砂(目砂)を使っています
理由は土より砂の方が土壌が固くなりにくいからです(詳しくは「芝生に元気がない時の対処方法」をご覧下さい)
7.肥料
芝生の成長に欠かせないのが肥料です春先は芽吹く前で、特に栄養を必要としている為、忘れずに散布します
もし目土に肥料が含まれている場合 散布は不要ですが、私は目土ではなく目砂を使っているので肥料を散布しています
肥料には液肥と固形肥料の2種類があり、それぞれ特徴がありますが、私はバロネス 芝生の肥料という固形肥料を使っています
液肥、固形肥料の特徴や散布量など詳しくは「芝生をキレイにする秘訣 - 肥料編 -」をご覧下さい
そして肥料を与えた後、目土と肥料が土壌に定着するように水やりをすれば、芝生のクリーンアップ大作戦は完了です(肥料が液肥の場合、水やりは不要です)
最後に
私の場合、芝生のクリーンアップ大作戦に丸1日ほど掛かります 注)芝生面積43平米(m2)で、芝刈り(1回目)~肥料・水やりまでに掛かる作業時間丸1日作業するのも疲れるので、1日目に芝刈り(2回目)まで行い、2日目に残りの作業を終わらせるように分けて作業しています
★これだけ終われば、春先は一安心です★
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