エアコンの配管に保温材 残ってますか?

エアコン配管の保温材をDIYで補修する

先日屋根に上がってみると、エアコン配管の保温材がボロボロになっているのを発見しました

このままではエアコン使用時に配管から熱が逃げ、冷房の効きが悪くなるだけでなく 電力使用量も増えるので、早速対処することに!

しかし業者に頼むとそれなりに料金が掛かるので、DIYで補修することにしました

今回は私が行った エアコン保温材の補修方法について詳しく説明していきます

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なぜ保温材はボロボロになるの?

通常 エアコンの配管は保温材で保護され、その外周にはテープが巻いてあります

しかし紫外線や風雨によりテープは次第に劣化していきます

そして劣化でテープがボロボロになると 保温材が顔を表します

保温材は紫外線や風雨にとても弱いので、保温材の劣化が急速に進み、写真の様に保温材がボロボロになって配管がむき出しになってしまうのです

補修方法は?

補修は市販されている補修セットで対応出来ます

作業手順は
  1. 劣化している保温材の長さを調べる

  2. 補修用断熱セットを準備する
  3. 私が準備したのはオーム電機 補修用断熱セット 50cmです
    液管(細い方)とガス管(太い方)の保温材と非粘着テープがセットになっているので、後はビニールテープがあれば材料の準備はOKです

  4. 劣化した保温材を取除く
  5. 配管を傷付けないように注意しながら取除きます

  6. 必要な長さに保温材をカットする
  7. 保温材は少し長めにカットするのがコツです

  8. 補修用断熱セットを配管に被せる
  9. 2つの保温材は簡単に切り離せるので、写真の様に2つの管が離れている場所では保温材を切り離して使用します

  10. 付属のテープを保温材に巻き付ける
  11. テープは室外機側から室内機側へ巻き付けることで、保温材への雨水の侵入を防ぐことが出来ます

  12. 巻き終わりをビニールテープで止める
  13. これで補修は完了ですが、更に保温材の劣化対策をしていきます

    注)通常 電源ケーブルは保温材と一緒にテープで巻いて保護しますが、電源ケーブルが長すぎてテープが巻きづらかったので、これから説明する保温材の劣化対策で対処しました

保温材の劣化対策

保温材の劣化対策として、保温材の上に化粧ジャバラを取付けました

作業手順は
  1. ジャバラを取付ける場所の長さを調べる

  2. 万能ジャバラを準備する
  3. オーム電機 フレキ65 ECS-500 IVのような後付け可能なジャバラを準備する

    もし万能ジャバラが手に入らない場合や長さが足りない場合は、通常のエアコン化粧配管用ジャバラを準備します

    私の場合、黒色の万能ジャバラが見つからなかったので 因幡電工 配管化粧カバー 自在継手 ブラック LDF-70-800-Kを準備しました

  4. ジャバラを割る
  5. ジャバラの縦筋に沿って、カッターで切込みを入れます
    万能ジャバラの場合、背割り部分のスライド式チャックを開きます

  6. 保温材にジャバラを被せる
  7. 雨水の侵入防止のため、ジャバラが割れている部分を下側(雨水が侵入しにくい方)にします

  8. ドレンホースとの干渉を取除く
  9. ドレンホースとジャバラが干渉する場合、干渉部分のジャバラを切り欠き 干渉を取除きます
    私の場合、既存の化粧カバーとジャバラの接続部分でドレンホースと干渉していた為、干渉部分のジャバラをハサミで切り取りました(赤丸部分)

  10. ジャバラの口を閉じる
  11. ジャバラに切込みを入れた場合、切込みからジャバラが外れないように結束バンドで口を閉じます

    私の場合、長さ:300mm、耐候性のある黒色のELPA 結束耐候 300MMを使いました
    万能ジャバラの場合、スライド式チャックを閉じ つまみを切り取る(詳しい方法は付属の取扱説明書をご覧下さい)
以上で劣化対策も完了です

後は配管に異常がない事を確認するため、18℃の冷房モードに設定して10分間動かし、吹き出し口から冷風が出ていることが確認出来ればOKです

作業時の注意事項

  • 配管の損傷に注意
  • 配管は多少曲げても問題ありませんが、極端に曲げたり、傷つけたりすると配管に亀裂が入る可能性があります

    その場合 亀裂部分から冷媒が漏れ配管修理となるので、作業には十分注意して下さい

  • テープを巻く方向に注意
  • テープを下から(室外機側から室内機側に)巻く理由は、露出するテープの端を下側にして、雨水が内部に流れ込みにくい状態にする目的からです

補足説明

今回 私が非粘着テープを使用した理由は、劣化対策として化粧ジャバラを使用したからです

もし化粧ジャバラを使用しない場合は、劣化対策として付属の非粘着テープの代わりに因幡電工 高耐候性粘着テープ 50mm×20mの使用をおススメします

最後に

我が家の場合、壁面には化粧カバーが付いていたのですが、壁から室外機の間はテープ巻きだけでした

そのため 化粧カバーの蓋が時間と共にずり落ち 見苦しい状態だったのですが、今回 化粧ジャバラを取付けたおかげで 化粧カバーの蓋がずり落ちなくなり、見栄えも良くなりました

★自分で出来る事は自分でする、まさにDIYですね!★

コメント

  1. ありがとうございます!昨年の夏からエアコンが冷えず、まだ数年しか経っていないのにもう買い換えないといけないのか?と悲惨な気持ちになっていましたが、こちらの断熱ホースの記事を拝見して、全く同じようにやってみたら直りました!エアコンのリモコンをオンにしたら頭が痛くなるくらい冷えるようになりました。あんな銅管がたった15cmくらいがむき出しになっていただけなのに、断熱ホースを交換しただけでこんなにちがうものかと驚きました。ありがとうございました。修理費用500円くらいで済みました!

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  2. こちらこそ、ブログを読んでいただき ありがとうございました。
    エアコンが冷えるようになって良かったですね!

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