芝生をキレイにする秘訣 - 肥料編 -

忘れてないで!芝生の栄養

成長するために栄養が必要なのは、人間も芝生も同じです

芝生の場合、肥料を与えることで芝は青々となり、根はどんどん伸びて芝生を綿密にしてくれます

そしてコケは成長するのに肥料がいらないので、肥料焼けを起こして逆に弱って枯れていきます

つまり肥料にはコケを弱らせながら芝を青々とさせ、綿密な芝生を作っていく重要な役割があるのです

しかし肥料はどれを使っても同じなのかと言うと、そうではありません

そこでこれから芝生の肥料について、詳しくお話ししたいと思います

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肥料に必要な成分は?

芝生の生育に必要な肥料成分は窒素、リン酸、カリウムの3つです

それぞれの役割は
  • 窒素:葉の色の濃さや葉の成長、分けつに影響を与えます

  • リン酸:根の成長、発達に影響を与えます

  • カリウム:病気などへの抵抗性を高めてくれます
含有量は一般的に10-10-10などと表記され(最初が窒素、真ん中がリン酸、最後がカリウム)100g中に含まれる量をパーセンテージで表しています

肥料の種類

肥料は粒状肥料と液体肥料に分かれますが、それぞれ一長一短があるので自分の環境にあったものを選ぶと良いでしょう

  • 粒状肥料
  • 短所
    即効性に欠け、コストパフォーマンスにやや欠ける
    長所
    取扱いや管理がしやすく、持続性が高いので散布回数が少なくて済み、省力化が可能

  • 液体肥料
  • 短所
    希釈して使用するので準備に手間がかかるし、持続性にも欠ける
    長所
    即効性が高くて、コストパフォーマンスが良い

おススメの肥料は?

私のおススメは粒状肥料です

そして粒状肥料の中でも一押しなのがバロネス 芝生の肥料 5kg入りです

理由は
  • 散布後1週間ほどで葉の色が濃くなり葉が伸びているのがわかるほど、粒状肥料でも即効性がある

  • 夏芝は年間推奨散布回数が5回と少なく、省力管理が出来る

  • ゴルフ場で使っているプロ用の肥料だが、子供でも簡単に扱える
からです(私は長年愛用しているので、効果はお墨付きです)

粒状肥料の散布方法

  1. 芝の種類に合った散布時期に散布量を準備する
  2. 散布量は目分量でいいので、バケツなどに必要量を取分けます(散布時期も目安でOKです)

  3. ムラなく撒く
  4. 種・肥料散布器 スコッツ ハンディースプレッダーを使うと簡単に均一散布が出来ますよ

    またこの器具で散布するときは、子供も喜んで手伝ってくれますよ

    NGな撒き方:散布量が偏る
    偏ると後々周囲と芝の色に差が出るので注意して下さい

    小さな子供が手伝ってくれる時は、一緒に撒いた方が良いですよ(私の子供はよく写真のように撒いていましたから…)

  5. 水やりをする
  6. 水やりをすることで肥料を芝の根元に落とし、溶かすことが出来るので、効き目が早くなります

    但し夏場の日中など、地温が高い時の散水は芝生にダメージを与えるので、極力避けましょう

    もし、どうしてもという時は、上向きで雨を降らすように撒きましょう
    この方法なら気化熱効果を利用して、芝生の地温を下げながら散水出来るので、芝生へのダメージを低減出来ますよ!

液体肥料を使うなら

私は粒状肥料しか使ったことがないのですが、使ってみたい液体肥料は評判が良く、コストパフォーマンスに優れたメネデール 芝肥料 原液 1Lです

ただ液体肥料は
  • 希釈率:500~1000倍
  • 散布量:1平米当たり2~3L
  • 散布回数:月2~3回
と希釈率、散布量の設定及び、散布回数に手間がかかる事と水の管理が難しくなる理由で今までは使っていませんでした(水の管理の重要性に関しては「芝生をキレイにする秘訣 - 水やり編 - 」をご覧下さい)

但し中島商事 トヨチュー らくらく液体肥料スプレイヤー 1KGを使うと、液体肥料でも楽に散布出来るみたいなので、調べた使用方法を記載しておきます

液体肥料スプレイヤーの使い方は
  1. 容器に液肥を入れる

  2. 希釈したい倍率にメモリを合わる

  3. 散水ホースの先端に取付ける

  4. 水の元栓を開ける

  5. 手元のスイッチを「ON」にする
だけで設定した希釈倍率の散布が出来るそうです(これなら手間が省けるので、液体肥料も使ってみたい気持ちになりました)

散布に関する注意点

  • 粒状肥料
  • 肥料には直接触れない
    皮膚が荒れる場合があります


  • 液体肥料
  • 水の管理に気を配る
    日陰になりやすい場所は日頃の散水量を減らすなどの工夫をしましょう

  • 共通項目
  • 散布量は芝の状態によって量を増減しましょう

    病気などで弱っている場合は、量を減らします

    張りたては元肥があるので、芝が成長するまで不要です

    増やしすぎは芝刈りが大変になるので、増量はほどほどに
どちらの肥料を選ぶにしても、肥料散布と水の管理はセットで考えた方が良いでしょう

★肥料を撒くごとに青々と生い茂る芝生!気分爽快な眺めですね~★

緑のじゅうたんまで、もうあと一歩です

この続きは「芝生をキレイにする秘訣 - 芝刈り編 -」をご覧下さい