青々とした芝生にする為に

放置は禁物!芝生のサッチ

青々とした芝生にするには、日々の管理がとても大切になってきます

とはいえ、仕事はあるし家庭の用事もあるので、あまり手間暇かけたくないのが実情だと思います

私にとって あまり手間暇かけたくない作業の一つに、芝生に堆積した不要物 ”サッチ” を取り除く作業があります

出来れば作業せずに済ませたいのですが、サッチ取りを怠ると芝生にダメージが及ぶので、年に1回 春先に作業するように決めています

今回は放置しておくと芝生にダメージが及ぶ ”サッチ” についてのお話です

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サッチとは

芝生と地面の間には枯れた芝や、芝刈り時に発生する刈った葉先、古い根などの老廃物が堆積しています

その堆積したところをサッチ層といい、そしてその堆積物をサッチと呼びます

サッチは芝生にとって不要?

では老廃物が堆積したサッチ層は不要かというと、そうとは言い切れません

サッチ層は保水性の向上や温度変化を緩和する役割を持っているので、芝生にとっては必要なのです

とはいえ、厚いサッチ層は保水性が高まり過ぎ、病原菌や害虫の棲みかになりやすく、コケが生える要因にもなりかねません

その為、適度な量に調整するする ”サッチング” という作業が必要になってくるのです

サッチングはいつするの?

高麗芝など夏に青々と茂る夏芝の場合、芝が芽吹く前の春先が私のおススメです

というのは、サッチングは多かれ少なかれ芝生にダメージを与えるからです

芝生にとって青々と茂る最盛期を過ぎた後にダメージを受けると、回復に時間が掛かり 枯れる原因にもなりかねません

その点、最盛期前は芝生に余力が残っているので、ダメージを受けても生育に影響を受ける心配がなくなります

以上の理由で、私は芝が芽吹く前の春先にサッチングをしています

サッチングのやり方

サッチングのやり方には以下の3種類があります

私のサッチング方法は?

私の場合、芝生がそれほど広くないのでレーキを使います

やり方はいたって簡単で、レーキの先端でサッチをかきだすだけなのですが、レーキならどれでも良いと言う訳ではありません

レーキの選定ポイントは、先端形状です

レーキの先端が丸ではなく、写真の様に平になっているのがサッチ取りに適しているのです
その理由は、レーキの先端が丸いとサッチをかきだす時に根がかりして芝生の根にダメージを与えますが、平らな先端は根がかりせずにサッチだけ集めることが出来るからです

また、レーキの重量バランスも大切です

写真上側のレーキは柄の長さ:固定タイプ、写真下側のレーキが柄の長さ:調整可能タイプで、どちらも先端が平らで重量は同じ900gですが
どちらが使いやすいかというと写真上側のSpear&Jackson アジャストローンレーキの方が断然、使いやすいです

理由は持った時の重量バランスで、写真下側のレーキよりサッチングがしやすく、疲れにくいからです

レーキの選定さえ間違えなければ、レーキの先端で芝面を優しくなでるだけでビックリするぐらいサッチが集まってきます
サッチングの力のかけ具合に関しては、基本 レーキの重さを利用してかきだすだけで十分です

しかし サッチの堆積量でも集まり方が変わるので、作業しながら力を加える感覚を覚えると良いでしょう

作業時に注意する点としては、”芝生にあるサッチ全てを取除く必要はない” ということです(目的はサッチの量を減らすことですから!)

後は集めたサッチをほうきとちりとりで回収すれば完了です

出来ればサッチング後にしておきたいこと

サッチ層が薄くなった分 地面の高さも低くなります

またサッチング時に倒れていた芝が起き上がり、芝の高さが不均一になります

その為、サッチング後に芝刈りをするとなお良いでしょう(芝刈りに関しては「芝生をキレイにする秘訣 - 芝刈り編 -」に詳しく書いてあるのでご覧下さい)

最後に

春先は芝が芽吹く前の大事な時期です

季節柄いろいろ忙しい時期ではありますが、この時期の手入れでシーズン中の芝の状態が変わるので頑張っていきましょう

★私にとって、サッチング = 芝生のシーズンインになっています★

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