子供の成長に合わせた学習机の作り方

子供から大人まで満足出来る学習机

子供でも足が床につく学習机がほしい!

子供が小学校に入学する時に一番悩むのが、学習机ではないでしょうか?

小学校低学年が喜ぶ机を選ぶか、中学・高校生が違和感なく使える机を選ぶべきか…私の場合 それだけでなく、机の高さも悩みの種でした

学習机の多くはイスの高さを調節して、小さい子供でも勉強出来るように設計されていますが、その方法では小さい子供では足が床に届きません

足が床に届かないと、子供自身ではイスに座ったまま机との距離調節が出来ないので、イスが斜めに向いていようが、離れていようが、子供は気にせず机に向かおうとします

それでは正しい姿勢が保てず、猫背になり背骨を歪めたり、集中力が低下したりするので、子供から大人までいくつになっても足が床につく学習机にもこだわったからでした

そんな悩みを全て解決する為、子供の成長に合わせて机(天板)高さが変えられ、簡単にリメイク出来る学習机をDIYすることにしました

私がDIYした学習机の特長

3つの特長ある、学習机にしました
  1. 机(天板)の高さ調節が出来る
  2. 足が床につく高さになるので、子供でも簡単に机とイスの距離調節が出来る

  3. 楽に高さ調節が出来る
  4. 天板支えがあるので、重たい天板も女性一人で楽に高さ調節が出来ます

  5. 簡単に塗り直しが出来る
  6. 組立て式なので、場所を選ばず塗り直しが出来、楽に模様替えが出来る!
つまり、子供にも保護者にもメリットがあるのです

では、これから作り方を詳しく説明していきます

図面を準備する

作製上の最重要ポイントは、正確な材料カットと穴あけです

その為に必要になるのが、CAD図面です
注)この図面の学習机は天板横幅:1100mm、天板奥行き:600mmです

材料を準備する

メインの木材は4200mm x 600mm x 25mmのフリーボード1枚と1 x 4(ワンバイフォー) 6フィートのSPF材2本で、引き出しとブックエンドなどの小物類は好みのサイズに合わせた材料を準備します

フリーボードは2枚の側板、裏板と天板に、SPF材は足元と天板支えに使います(詳しくはブログの最後に記載してあります)

材料をカットする

側板、裏板と天板は、必ず正確にカットして下さい(購入先でカットする場合でも、カット後の寸法は必ず確認しましょう)

正確な寸法の材料を準備する事が、一番の穴あけミス対策だからです

材料に穴をあける

穴あけのコツは以下の4点です
  1. 正しい位置に印をつける
  2. 印をつけたら、組立時に問題ない事を必ず確認しましょう

  3. まっすぐな穴をあける
  4. まっすぐに穴をあける方法はいろいろ有りますが、今回は板の厚み方向にも穴あけが出来る、SK11 ドリルガイドキット SGK-6を使いました
    ポンチで印を付け(左写真)、ガイドを印に合わせて(中写真)、ガイドに沿わせながらドリルで穴をあけます(右写真)

    その他の方法は、別途詳しくお話しする予定です

  5. 貫通穴は捨て板と一緒にあける
  6. 捨て板と一緒に穴をあけることで、穴周辺の割れ(ささくれ)が抑制出来ます

  7. 穴深さも正確に!
  8. ナットを材料に埋め込む為、正確な穴深さが必要になります
    ドリルにスターエム ドリルストッパーを取り付けて穴をあけたので、材料を傷つけることなく、狙った深さの穴をあけることが出来ました

鬼目ナットを埋める

組立て式にする為、材料に鬼目ナットを埋め込みます

9mmのドリルで深さ20mmの穴を開け、鬼目ナット Eタイプ M6×20mm ねじ込みタイプを埋め込みました(埋め込みは天板、裏板と足元の板厚側です)

参考穴径は8.7~9mmですが、もしナットの締め込みが緩い場合は、木工用ボンドを使う事で、しっかりと固定出来ますよ

仮組みチェック

材料カットと穴あけに問題ないことを確認しましょう!
ここまで出来れば、80%は完成したのと同じです

天板支えを作る

重労働な天板高さ調節を楽にしてくれるのが、天板支えです
図面から導き出した寸法で準備しても良かったのですが、私は現物と図面を確認しながら、現物合わせで用意しました

ブックエンドなどの付属品を準備する

私の場合、家に余っていた材料でブックエンドと飾り棚を作りましたが、ホームセンターの端材売り場に必要な大きさの材料が売っている事も有るので、立ち寄ったときにのぞいてみると格安で手に入る場合がありますよ!

また市販品、例えばウォールハンガーなどに穴をあけてボルトナットで固定すれば、学校に必要な用具掛けにもなりますし、

このような引き出し用金具を手提げ袋掛けにする事も可能ですよ!

高さ調整用の穴の分だけ、オプションが付けれるので、必要なものを買ったり、作ったりして子供の要望に応えてあげてると喜ばれますよ!

見栄えを整える

コーナーに丸みをつけるR加工を施すと、コーナーの角で怪我するリスクを抑え、見栄えも良くなります
今回はトリマーとジグソーを使って角を丸くしました(コーナーの加工方法については「R加工テクニック」をご覧下さい)

引き出しを作る

引き出しに関しては使い勝手の良い、天板下のセンター引き出しのみ作りました
引き出しの詳しい作り方は「子供が喜ぶ引き出しの作り方」をご覧下さい

コンセント用の穴を開ける

天板にデスクライトを置く場合は、コンセントをつけた方が良いでしょう
写真のコンセントは家具製 埋め込みコンセント2ツ口で、穴はトリマーを使ってあけました

この時点では穴あけのみで、穴サイズに問題ない事を確認します(取付けは塗装後です)

最終チェック

組立て時の凸凹や、天板高さを変えた時の穴位置などをチェックします
組立て時に写真のような段差が出来ると、折角作った机が安物っぽくなるので、ランダムサンダーを使って段差を解消しました(写真はE-Value 125mm集塵ランダムサンダー220W EWS-220Rで作業しました)

装飾加工を施す

装飾加工はなくてもかまいませんが、装飾加工をすると高級感が出るので、私はいつもしています
角面はトリマーにボーズ面ビットをつけて加工しました(トリマーの詳しい使い方は「トリマーでDIYをワンランクアップ! - テクニック編 -」をご覧下さい)

表面を整える

最後に表面を整えれば完成です

塗装をする場合、最終#240で仕上げると良いでしょう(私は一番最初にランダムサンダーに#60をつけて荒削りをしてから、次にオービルサンダーを使い#120 ⇒ #180 ⇒ #240番で仕上げました)

最初に#60で削った理由は、集成材の表面の凸凹を無くす為で、ランダムサンダーを使った理由は、目の粗い#60だと作業中オービルサンダーからサンドペーパーが外れるからです

こちらが組立て前の状態で、引き出しの枠と箱以外は全て板材に分解出来ます

こちらが天板高さ71cmに組み立てた状態です(ブックエンドをつけてみました)

楽に、簡単に組立てたい方は「子供の成長に合わせた学習机の組立て方」も合わせてご覧下さい

こちらが天板高さ50cm(小学校1年生用)に組み立てた状態です(ブックエンドと飾り棚をつけたら、こんな感じになりました)

この学習机を作る為に必要な材料

この学習机に必要な材料を記載します

木材
  • 側板:930 x 600 x 25mm = 2

  • 奥板:570 x 1100 x 25mm = 1

  • 天板:600 x 1100 x 25mm = 1

  • 足元:SPF(1 x 4 )1100mm = 1

  • 天板支え(裏):SPF(1 x 4 )1100mm = 1(現物合わせ)

  • 天板支え(側面):SPF(1 x 4 )556mm = 2(現物合わせ)
ボルト&ナット
ブックエンド
  • 木材:215 x 180 x 20mm = 2

  • 鬼目ナット Eタイプ M6×20mm = 6

  • ジョイントコネクターボルト 【JCB-B】M6×40mm = 6
補足
鬼目ナット、ジョイントコネクターボルトや飾りナットは、少し余分に注文しておく何かと便利です(私は余った材料で飾り棚を作りました!)

最後に

子供が正しい姿勢で机に向かう姿や、机に満足している姿を想像しながら作ったので、作業があっという間に終わったような気がします

アイデア出しから製図まで、かなり時間が掛かったので、途中挫折しそうになりましたが、こんなに楽しくDIYが出来たので、「本当に作って良かった!」と心の底から思っています

後は子供の好きな色を子供と一緒に塗れば完成です!

続きは「子供でもキレイに塗れる塗装術」をご覧下さい

★これだからDIYはやめられませんね!★