知識とコツさえ分かれば、コーナーがキレイに丸くなる
DIYを始めた頃は、自分の考えた物が形になるだけで嬉しかったのですが、徐々に「滑らかな曲線のお洒落なモノを作りたい」という要求にかられるのは私だけではないはずですまして子供が使うものになると、角でケガをさせるわけにはいきません
しかしDIYを始めたばかりの人にとって、R加工は考えただけでも憂鬱になる作業だと思います(私もそうでした…)
そこで、そんな人でもキレイに角を丸く出来るR加工テクニックについて、これから詳しく説明していきたいと思います
本ページにはプロモーションが含まれています
R加工方法の短所と長所
角を丸くするR加工には、主に3種類の加工方法があり、それぞれ短所と長所があります- ジグソーを使う方法
- 短所:加工断面(切断面)が斜めになりやすい
- 長所:作業準備に手間取らない 材料に下描きして、切断に適したブレードを付けるだけで加工出来ます
- トリマーを使う方法
- 短所:加工に時間が掛かる 一度に切削出来る材料の厚みが5mmほどなので、厚材になればなるほど、加工に時間が掛かります
- 長所:加工断面(切断面)が直角(垂直)でキレイ
- 糸のこ盤を使う方法
- 短所:大きな材料には不向き 加工する材料を動かしながら作業するので、加工材が大きくなればなるほど、持ち手と切削部位が離れ、加工線に沿った切断が難しくなります
- 長所:精密な曲線加工が可能 刃幅が細く両刃先を固定している為、曲線の多いアクセサリーやインテリアでも思い通りの曲線加工が可能です
私の場合、「コーナー1ヶ所:ジグソー、コーナー2ヶ所以上:トリマー」という使い分けをしています(注:糸のこ盤に関しては保管スペースの関係で所持していないので、除外しています)
次にそれぞれの工具を使った加工方法についてお話しします
1.ジグソーを使って角を丸くする方法
切断面を斜めにしないコツは送りスピードと操作方法ですが、下準備から順番に説明していきます- 材料に加工線を描く
- 材料を固定する
- 加工に適したブレードを選ぶ
- ブレードをジグソーに取付ける
- 加工線に沿ってジグソーを動かす
- 端材が落ちないように切り終えて、切断を完了する
またBOSCH(ボッシュ) T-308BO/3のように刃に厚みがあるブレードほど、材料に対して垂直に切断出来ます
コーナー加工では、内側に力が入りやすく、外側のベースプレートが加工材から浮き上がりやすくなります
浮き上がるとブレードが外側に逃げ、切断面が斜めになりやすいので注意しましょう
キレイに加工する為のテクニック(その2)
付属ブレードでも丁寧な作業を心がければ、加工断面が斜めにならずに切断出来ます
2.トリマーを使って角を丸くする方法
トリマーを使った加工方法は「トリマーでDIYをワンランクアップ! - テクニック編 -」に詳しく説明してあるので、そちらをご覧下さい補足説明
- ジグソーはブレードが命 同じ直線用でも切断スピードを重視するタイプもあれば、切断スピードは落ちるが切断面がキレイなタイプなどがあり、ブレードによって仕上がりに差が出ます
- どの方法でも仕上げの研磨は必要 表面が凸凹していたり、斜めになっていたりして、削る量が多い場合はランダムサンダーで下地を整え、オービルサンダーで仕上げます
また、ブレード取付け部の形状は、T型(ボッシュタイプまたはBタイプ)、U型(穴なしタイプ)と穴のあいたネジ貫通止めタイプの3種類に分かれ
トリマーでコーナー加工をした場合など切断面がキレイな場合は、オービルサンダーだけでもOKです
最後に
もし、R加工に不安のある場合は、いらない材料やホームセンターに安くで売っている端材を使って練習してから本加工に移ると、より良い仕上がりに繋がりますよ!★角が丸くなると、作品に高級感が出てきますね!★