バイクハンガーで、ロードバイクをディスプレイする
「ロードバイクは屋内に保管したいが、置く場所がない」、「子供が小さいので、床置きは倒す心配がある」などロードバイクの保管方法って悩みますよね!私もあらゆる保管方法を検討しました(詳しくは「スポーツバイクの楽しみ方 - 準備編 -」をご覧下さい)
そして決めたのが バイクハンガーをテレビの上のデッドスペースに取付け、ロードバイクをディスプレイする 方法でした
結果から言うと、バイクハンガーを選んで大正解!でしたが、実際にロードバイクをハンガーに乗せるまではとても不安でした
そこでバイクハンガーを検討している人が私同様、不安にならないようにハンガー寸法、取付けに関する注意点などを、これからお話ししたいと思います
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適したバイクハンガーを選ぶ
ミノウラのバイクハンガーは2種類あり、主な違いは、取付け面(壁面)からハンガーフックまでの距離とフックの色です- MINOURA(ミノウラ) バイクハンガー4R [BIKEHANGAR4R] 用途:ロードバイクなど、車幅の狭い自転車に適しており、取付け面(壁面)からハンガーフック中心までの距離:230mmでフックの色:黒色
- MINOURA(ミノウラ) バイクハンガー4M [BIKE HANGER 4M] 用途:マウンテンバイクなど、車幅の広い自転車に適しており、取付け面(壁面)からハンガーフック中心までの距離:340mmでフックの色:赤色
- A:基準(ブラケット下)から27mm下
- B:Aから15mm上の位置で幅45mm
- C:Aより55mm上の位置で幅65mm
- D:一番下のビズ穴で基準より13mm上
- E:真ん中のビズ穴で基準より88mm上
- F:一番上のビズ穴で基準より136mm上
通常のロードバイクなら、末尾4Rを選べば大丈夫です
壁とはギリギリ接触しないし、フックに掛けるときも壁に触れずに掛ける事が出来ました
取付け方法を選ぶ
最初に考える事は、壁に穴を開けるか?開けないか?ということですこの製品は基本壁付けですが、壁に穴を開けずに取付ける方法もあるので、順番に説明していきます
壁に穴を開けない方法
柱の位置や材質が分からなかったり、壁に穴をあけたくない人は下記の方法を検討して下さいその方法とは、ツーバイフォー材の上下にツーバイフォー材専用突っ張りシステムディアウォールを付けて柱を作り、そこにハンガーを取付ける方法です
SPFツーバイフォー材は、ホームセンターで手に入りますし、もしSPFツーバイフォー材の長さが足りない場合はWAKAI ディアウォール専用 中間ジョイントを使うことで、床から天井まで柱が届くようになりますよ!
壁に穴を開ける方法
壁に直接取付ける場合は、基礎の材質により取付け方法が変わります- コンクリート(RC) マンションの多くはこちらになり、コンクリート面が露出している場所への取付けは、振動ドリル、コンクリート用ドリルの刃、アンカー、ビス(付属品が使える場合有り)を用意すれば可能です
- ALC材(軽量気泡コンクリート) 旭化成のヘーベルが有名で、木造建築+外壁にALC材なら柱があるので取付けは可能ですが、ALC材のみなら強度不足になる可能性が高いので、穴を開けない方法をおススメします
- 鉄骨材 露出の有無に関わらず、鉄骨材の位置が分かれば取付け可能です(ピアスビスなどの専用ビスを、別途準備して下さい)
- 木材 一般的な木造住宅、ツーバイフォー住宅の材質がこれに当たり、鉄骨材同様 露出の有無に関わらず柱の位置が分かれば取付け可能です
しかしコンクリートが露出していない場合は作業が難しくなるだけでなく、取付けても強度不足で自転車が落下する危険もあるので、穴を開けない方法をおススメします
取付け手順
木造住宅を例に取付け手順を説明します- 住宅の構造を理解する 一般的な木造住宅は柱(縦材)に胴縁(横材)を取付け、ボードで壁を作り、壁紙を貼って仕上げます
- 道具を準備する
- 電動ドライバー(インパクトドライバー)
- 3.5~4.0mm径のドリルの刃
- コロナマスカー(養生テープ)
- 下地探しセンサー
- ドライバー
- 5mmの六角レンチ
- 柱の位置を確認する 隠れた柱に取付ける場合、柱の位置を探す必要があります(下地センサー HG 78577のような35mm奥の木材を探すことが出来る下地センサーがあると、不用な穴を開けずに済みますよ!)
- 取付け高さを決める ロードバイクが手元にない人は、カタログからおおよそのサイズを調べて高さを決めます(私もカタログを調べて高さを決めました)
- 型紙を使ってネジ穴位置に印をつける 強固に固定したいので、印は柱の真ん中につけましょう
- 周りが汚れないように養生する
- ドリルで下穴を開ける 一般的に下穴はネジ径の7~8割と言われています(付属ビスは5mmなので、ドリル径:3.5mm~4.0mm)
- バイクハンガーをネジ止めする 露出材は25mmの付属ネジでOKですが、隠れた柱には50mmの付属ネジを使いましょう
- バイクハンガーの角度を調整をする 角度調整は安全の為、自転車を載せたままで行わないようにしましょう
- 問題なければ、調整ボルトを締めて、ハンガーを固定する
胴縁:ボードを貼る下地材で、柱に対して水平に取付けてあり厚み約15mm
ボード(壁):壁紙を貼る板のことで、一般的に厚み約12~15mmある石膏ボードが使われています
またシート高さはペダルを下した状態から自分の股下+3cmぐらいになります
「適したバイクハンガーを選ぶ」にもネジ位置を記載してありますが、型紙を使った方が楽ですよ
簡単に貼れるだけでなく、塗装にも使えるDIYの必需品です(使い方は「カウンターの再塗装にチャレンジしよう」をご覧下さい)
ヘルメット等を掛けるフックも忘れずに!
取付け後にすべき事
- ハンドルの動きを抑制する
- チェーンやギアを壁側にして保管する 擦れて汚れる心配がなくなります
- ハンガーとトップチューブの勘合を調整する
【追記】最近はマジックテープの代わりに、100均でも売っているべんりーベルト カラー2本入りを使っています
この方法ならフレームの外側にワイヤーがあっても、干渉を回避出来ますね!
最後に
ディスプレイも兼ねるなら、ライトの下がおススメですよ★取付け前は不安でしたが、「選んで良かった」と思える保管方法でした★