タイヤリフター クルピタ丸の上手な使い方

楽に効率良くタイヤを交換するコツ

年2回のことですが、タイヤ交換って嫌ですよね~(私は嫌でした)

ショップで交換すると、お金がかかるだけでなく長時間待たされたり…
自分で交換すると腰を痛めたり筋肉痛になったりと…考えただけで憂鬱になってきます

しかし今回はタイヤリフターを使って自分でタイヤ交換したので、財布にも優しく腰痛・筋肉痛にもならずに出来ました

1台分(4本)の交換時間は、タイヤリフターを使わない時よりプラス10分程度余分にかかりましたが、重労働が軽作業に変わるぐらい体は楽でした

ただ楽に交換する為にはチョットしたコツが必要なので、これからコツを含めたタイヤリフターの上手な使い方について、お話ししたいと思います

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タイヤ交換をする前に

安全に効率良く交換作業を行うために、覚えてほしい項目です
  1. 夏タイヤと冬タイヤでは、サイズが若干違う
  2. 冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)の方が若干大きくなるので、冬タイヤに交換する場合は、指1本分ぐらい余分にジャッキアップしましょう

  3. タイヤ交換は傾斜や勾配がなく、地面が平らで強固な場所で行う
  4. 上記以外の場所はジャッキが傾くなどの不安全作業になり、大変危険です

  5. 油圧ジャッキを使う場合、事前に油圧バルブの開閉練習をする
  6. ゆっくり車体を下ろせるように練習しましょう

用意するもの

  • タイヤリフター クルピタ丸 EM-239

  • ジャッキ

  • クロスレンチ(インパクトレンチ)等ナットを回す道具

  • トルクレンチ(あった方が良い)
  • 過度の締付け、締付け不足を防いでくれます
車載工具のジャッキとレンチでも十分に作業出来ますが、効率を求めるなら油圧ジャッキとクロスレンチは準備しましょう

タイヤ交換の作業手順

  1. サイドブレーキを引き、AT車はギアをパーキングに入れる

  2. ジャッキポイントを確認する
  3. ジャッキポイントは、タイヤ近くのサイドフレーム下部にある出っ張った部分です (わからない場合は、取扱説明書で確認しましょう)

  4. ジャッキをジャッキポイントにセットする
  5. 通常は左写真のようにセットします

    右側後輪と左側前輪はジャッキの傍にクルピタ丸のハンドルが来るので、作業しづらくなります

    その場合、右写真の様にジャッキを少し斜めにすると、作業しやすくなります

  6. ジャッキアップして車体を少し持ち上げる
  7. ジャッキのセッティング確認だけなので、タイヤはまだ地面に接地しています

  8. タイヤのナットを少し(約1回転)緩める
  9. ナットは対角線に緩めていきます

    5穴は星形、4穴は十字を描くように作業します(締付けも同様に!)

  10. クルピタ丸をセットする
  11. クルピタ丸がタイヤの下に入るまでジャッキアップしますクルピタ丸とタイヤに隙間が空いていても構いません

    クルピタ丸とレンチが干渉しないよう、クルピタ丸を奥まで入れましょう

  12. ジャッキで高さを調整する
  13. クルピタ丸にタイヤが乗り、クルピタ丸が動かない程度にジャッキを下げます

    ただし油圧ジャッキを使用する場合、事前にゆっくり下げる練習をしてから作業にあたりましょう

  14. タイヤのナットを外す
  15. タイヤ交換作業 5.参照

  16. タイヤを手で押さえながらタイヤを引出す

  17. 交換用タイヤをクルピタ丸に乗せる

  18. 交換用タイヤの高さを調整する
  19. クルピタ丸のハンドルを回して、センターハブとホイール側ハブ穴の高さを合わせます

    ハブ穴で高さ調整出来ない場合は、先にタイヤを回してボルト位置を合わせてから、ハブボルトとホイールのネジ穴で高さを調整します

    ハンドルを回した回数を覚えておくと、2本目から作業が楽になりますよ!

  20. タイヤを回してボルト位置を合わせる

  21. 高さを合わせて、クルピタ丸ごとタイヤを車軸にはめ込む
  22. 無理矢理押し込むと、ボルトのネジ部がつぶれる危険があるので注意しましょう

  23. ナットを仮締めする
  24. 取外しと同手順で、対角線に手で締めていきます最初は手締めが基本です

  25. ジャッキを上げてクルピタ丸を外す

  26. ホイールとハブが密着していることを確認する
  27. タイヤを揺すりながらハブ側に押し付けても、奥に動かないことを確認しましょう

  28. ナットを本締めする
  29. 規定トルクまで締めます(※ 規定トルクは車の取扱説明書等で確認して下さい)

    もしタイヤが空転する場合、全てのナットを出来るだけ締めた後、タイヤを地面に軽く接地するまで下ろし、規定トルクまで締付けます

  30. ジャッキダウンしてジャッキを取外す
以上で1本目の交換作業は終了です

残りのタイヤも同じ要領で行います

交換後、数十キロ走ってナットの緩みを確認すれば完璧です

クルピタ丸を上手に使うコツ

  • ジャッキアップ、ダウンを上手に利用する
  • クルピタ丸のハンドルは10回転で約2mmの高さ調整しか出来ないからです

  • 1本目の交換時に回した、クルピタ丸のハンドル回転数を覚えておく
  • 2本目以降は回した回数を目安に高さ合わせが出来るからです

  • クルピタ丸とジャッキが干渉しないようにジャッキをセットする
  • 効率良く安全に作業する為です

「クルピタ丸を使って良かった!」と思えた事

  • ナットを外す時、タイヤを足で押さえなくて済むようになった
  • 今までは時々クロスレンチが足に当たり痛い思いをしていました

    しかしクルピタ丸のおかげで、痛い思いをしないで済むようになりました

  • 腕や腰への負担が減り、タイヤ交換後の疲れが軽減された
  • タイヤ交換後に洗車まで出来ました

使用後の感想

交換時間は多少増えましたが、とても楽にタイヤ交換が出来たので「もっと早くから使っておけば…」と思いました

外車などボルトをハブに取付けるタイプは、クルピタ丸の便利さがさらに実感出来ると思いました

皆さんもEMERSON(エマーソン) タイヤリフター クルピタ丸 EM-239を使って自分でタイヤ交換をしてみてはいかがでしょうか?

もし組立てに戸惑うようでしたら「タイヤリフター クルピタ丸の組立て方」を参考にして下さい

★クルピタ丸を使えば、タイヤ交換なんて楽勝ですよ!★