塗装の剥がし方で、再塗装の出来が決まる

古い塗装を剥がす理由

テーブルなど塗装を塗り直す場合に一番重要な作業が、古い塗装を剥がす剥離作業です

古い塗装を剥がすことで
  1. 木材と新しい塗料の密着性を高める
  2. 塗装下地を整え、仕上がり表面を滑らかにする
  3. 塗料の種類や色を変えて、雰囲気を変える
ことが出来、新しく生まれ変わるためには欠かせない作業とも言えます

もちろんコーティング剤を塗り直すだけの場合でも表面を整える作業は必要ですが、塗料を全て剥がすか表面だけ剥がすかの違いで、剥がすことには変わりありません(重ね塗りは塗料の相性で剥がれやすくなる場合があるので、おススメしません)

ただ塗装を剥がす作業は想像以上に時間が掛かるので、簡単に終わらせるためには目的に合った剥離方法の選択が重要となってきます

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天板の材質を知る

材質によって選べない剥離方法があるので、作業前に調べておきます

天板は主に
  • 無垢材(むくざい)
  • 一枚板と集成材に分かれるが、どちらも木材をそのまま切出したもの

  • 突板(つきいた)
  • 表面に薄い板もしくは木をスライスしたシートを貼り付けたもの
に分かれます

見分け方のポイントは、表面の木目が小口面(側面)の年輪に適切に対応しているかどうかです

対応していれば無垢材、していなければ突板と判断します
わかりづらい突板の例です

赤枠部をよく見ると、天板の木目と小口面の年輪が対応していないのが分かるはずです

もしわからない場合は、突板と仮定しましょう

塗装を剥がす方法を選ぶ

私が考える剥離方法は以下の3つです
  1. サンドペーパーを使う
  2. 塗装剥がしの定番で下地調整に適していますが、深いキズや凹みの修正には不向きです

  3. 剥離剤を使う
  4. 塗料のみの剥離に適しています
    種類が豊富にあるので、剥がす塗料に適した剥離剤を選んで下さい

  5. かんなを使う
  6. 塗装だけでなく下地も削れるので、凹みや深いキズにも対応できますが、突板には使えません
無垢材は、どの方法でも選べます

突板はサンドペーパーか剥離剤ですが、シートを貼り付けたタイプはシートが剥がれるだけなので、どの方法も選べません

また剥離剤やかんなを選んだ場合でも、最後はサンドペーパーで下地を整える必要がある事は忘れないで下さい

私が選んだ剥離方法

我が家のダイニングテーブルは無垢材なので、全ての方法が選択可能でした
しかし深いキズが有り、サンドペーパーだけでは修正できない事が分かっていたので(「カウンターの再塗装にチャレンジしよう」で経験済み)かんなで削る方法を選びました

ただ手かんなは熟練度が必要なので、代わりに電気かんなで削ることにしました

作業手順はいたってシンプル

  1. 電気かんなで古い塗装を剥がす
  2. 電気かんなで幅広材を削ると段差が発生しやすいので、作業前に電動かんなの扱い方を覚えましょう(詳しくは「電気カンナの使い方」をご覧下さい)

    多少の段差はできましたが、塗装剥がしは30分もかからず終了しました

  3. 電動サンダーで表面を整える
  4. 100番からスタートして150番、そして新たに塗る塗料の推奨仕上げが240番なので、最終240番で仕上げました
    側面に多少塗装が残ってますが、側面は凸凹した木材の風合いが有り(耳つき)剥離が難しく、これ以上の剥離は時間が掛かりすぎると判断したので、ここで止めました

順調に作業するためには

  • 屋内作業の場合、集塵機などを使ってゴミを出さないようにすると家族に喜ばれますし、後片付けが楽になります(詳しくは「電動サンダーMS-30を屋内で使うには」をご覧下さい)

  • 剥離作業は思ったより時間が掛かるので(私の場合は表面を整え終えるまで、4時間弱かかりました)時間に余裕をもった作業計画を立てましょう

  • 剥離剤を使う場合は弱い溶剤から始め、溶けなければ徐々に強い溶剤にシフトするのが基本ですが、何本も溶剤を購入するのは無駄なので、最強の剥離剤とも言われている三彩化工 ネオリバー スプレー 420mlを初めから使うのも一つの方法です
古い塗装剥がしが終わったら、作業全体の80%は終了です

残りは自分好みに塗装するだけです
この続きは「水に強いオイル系塗料があった」をご覧下さい

★自分の手で家具をリニューアル出来るなんて…ワクワクしますネ★