DIYの幅が広がる電気カンナ
深いキズや凹みがある材料の下地調整、引出し作りにおける枠と箱のクリアランス調整など、平面を精度良く削りたい時に必要な工具がカンナですしかし手カンナは熟練した技を要し、扱えるまでにかなりの練習が必要になります
そこでDIY作業者におススメしたいのが、熟練技がなくても簡単に平面が削れる電気カンナです
ただそんな電気カンナでも、使用上の注意点や精度良く削るコツなどがあり、多少の練習が必要となります
そこで今回は電気カンナの注意点や扱い方のコツなどを詳しくお話していきます
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電気カンナの選び方
- 有名メーカー品を選ぶ
- 集塵機と接続できるタイプを選ぶ
- 削り幅で選ぶ 電気カンナは刃幅が82mm~156mmまであります
- ブレーキ付き スイッチを切ってから回転が止まるまでの時間が短くなり、不用意な材料のキズ、ケガなどのトラブル防止に役立ちます
- リフト付き カンナを下に向けるとリフトが下がるので、未使用時に刃物で材料をキズつける心配がなく、刃を上向きに置かなくて済むので、ケガ防止にも繋がります
精度良く仕上げるためには、部品精度が良い有名メーカー品を選びましょう
また各部名称は写真の通りです
作業小屋がある人は別ですが、屋内・外問わず集塵機と一緒に使う事で、掃除の手間が省けます
82mmが一般的ですが、削りたい材料幅より広い刃幅を選ぶと一度に削れ、きれいに仕上がります
しかし刃幅が広がるにつれ重たく、高価になるので、扱いやすさと予算も考慮して選びましょう
またプロご用達のマキタの電気カンナはとても有名ですよ(ご参考までに)
電気カンナを上手に扱うためには
手カンナは熟練を要する道具ですが、電気カンナも精度良く扱えるまでには、多少の練習が必要ですその理由は失敗しやすいポイントが4点有り、失敗しないための切削感覚を覚える必要があるからです
失敗しやすいポイントは
- 削り始め、削り終わりの深削り
- 幅広材を削るときの段差
- カンナ幅より削り幅が極端に狭い
- カンナがけの方向
カンナ幅に対して切削面が狭すぎると、カンナが傾きやすく、深削りや段差が出来やすくなります
練習材には段差の確認も出来る、幅広材がベストです
古材があれば良いのですが、ない場合はホームセンターや作業現場で幅広の端材を安く手に入れると良いでしょう
電気カンナの操作方法
電気カンナの扱いに慣れながら、繋ぎの段差や刃幅に対して幅の狭い材料がどこまで精度良く削れるかも、合わせて確認しましょう- 前準備 削る深さを設定し、カンナ刃の刃先が材料から2~3cm離れた位置で、前定盤を材料に押し当てスイッチを入れる
- 削り始め
- 削り始めたら
- 削り終わり
私は余分な力を入れないように、削り始めたら前側の手を放します
また私の経験では、前方の手を放していた方が深削りになりにくかったです
前後左右傾かずに削れば、切削深さに関係なく段差や深削りなどのミスは起こらないので、切削感覚に慣れるまで練習しましょう
その他、気を付ける事
上記以外で電気カンナを使用する時の注意点を記載します- 騒音 静かな電動工具ではないので、使用時は耳栓やイヤマフの装着をおススメします
- 集塵機 削りカスは粗く量が多いので紙パックは取外し、クロスフィルターや、ぺーパーカートリッジフィルターを装着して使いましょう
- 切削時の切込深さ まず荒削りで深め(0.7mm以上)に削り、その後仕上げ削りで浅く(0.4mm以下)削れば、切削面がきれいに仕上がります
また近所迷惑になる時間帯も避けて使用した方が良いでしょう
私のおススメは、いろんな作業用途に対応できるE-Value 乾湿両用掃除機 20L EVC-200PCLです
紙パック付きなので、屋内でサンダーを使うときにはとても重宝しますよ(詳しくは「集塵機で部屋を汚さずDIY」をご覧下さい)参考までに
まとめ
- 電気カンナは集塵機と接続出来る有名メーカー品を選びましょう
- 実使用前には端材で練習して、カンナの扱い方を覚えましょう
- きれいな切削面を得るには、荒削り⇒仕上げ削りの順で削りましょう
- 幅広材を削るときは、多少の繋ぎ目段差に目をつぶる事! 削り直しをしても段差がなくなるとは限らないので、サンドペーパーで手直しする前提で作業しましょう
★電気カンナが扱えるようになると、DIYスキルがアップしますね★