青々とした芝生にする方法
庭を造った当初は青々としていた芝生も、年月が経つにつれ芝がはげたり、コケが生えたり…「こんなはずではなかった…」と悩んでいる人も多いと思います私も今年の春先、びっしり生えたコケに悩んでいました
手入れは毎年していたのですが、環境作りが出来ていなかったみたいです
しかしコケが簡単に取除けたのをきっかけに、環境作りに取組み始めた結果、芝生は少しづつ青々とした状態に回復しています(コケ除去に関しては「2ステップで芝生のコケを取除く方法」をご覧下さい)
そこで私が取組んでいる「コケを生やさない芝生の環境作り」について、これから詳しくお話ししたいと思います
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コケが生えた原因を考える
コケが生えやすい場所は土が絶えず湿っているところですそのような環境になる原因は下記の3つが考えられます
- 日当たりが悪い
- 地面が凸凹して水が溜まりやすい
- 土壌の水はけが悪い
1.日当たりが悪い場合
一番対策しにくいのが、日当たりの悪い場所ですが、大事なのは「絶えず湿った土にしない」ことです私の場合、白ヤマブキが原因だったので、とった対策は
- 風通しを良くする
- 日陰になりやすい場所の水やり量を減らす
- 水はけの良い土壌に改良する エアレーションで土に穴を開け、水はけの良い目土、目砂を入れました(詳しくは3番目の対策「土壌の水はけが悪い場合」をご覧下さい)
2.地面が凸凹している場合
目土を入れて凸凹を直しますただし一度に大量の土を入れると、芝が枯れる可能性があるので注意しましょう
散布の目安は、緑色の茎が隠れない程度(5mmほど)です
一度で凸凹が治らない場合は、1か月ほど間を空けてから再度目土を入れます(場合によっては数回繰返す必要もあるので、芝の状態をみながら対応しましょう)
私の場合、散布には水はけが良く肥料も含まれているバロネス 芝生の目土・床土 10kg×3袋セットを使いました
散布後は表面に浮いている土をほうき等で芝の根元に落としてから、目土が馴染むように水をまきます
3.土壌の水はけが悪い場合
上記2つの原因に当てはまらない場合、土壌の水はけが原因と考えられます対策は以下の2つです
- 芝をはがして土を入替え、土壌を改良する
- エアレーションで少しづつ土壌を改良する
理由はエアレーションはコケが生えていた場所以外にも効果的で、芝生を青々とするためには欠かせない更新作業だからです
エアレーションには次の二通りの方法があります
- スパイキング 太い釘みたいなもので地面に穴を開ける方法
- コアエアレーション 先のとがった筒で地面の土を取除く方法
値段は多少高いですが、10年間使っても未だにスパスパ土が取除けるので、とても満足出来るツールですよ!
エアレーションの作業手順
- 穴あけ器を使って芝生に穴を開ける
- 穴あけ器で抜いた土を集める ほうき等で固まった土を集め、芝生から取除きます
- 芝の根が乾燥しないように目土を入れる 目安は穴が埋まるぐらいの量で、ほうき等で馴染ませた時に緑色の茎が隠れない程度に均等散布します
- 表面に浮いている土をほうき等で根元に落とす 穴に目土が入り込み、穴が埋まります
- 目土が馴染むように水やりをする
今回は他の場所より間隔を狭くして、しっかり実施しました
多少残っていても問題ありません
多少肉体労働にはなりますが、実施後は以前より生き生きした芝生を実感できるでしょう
エアレーションに関して
- エアレーションは芝にとって負荷が大きいので、年2回までにしましょう
- 一番適した季節は春と秋で(おススメは春です)それ以外は避けましょう
- 穴あけ器で抜いた土はふるいにかければ、目土として再利用できます
- 穴を開ける間隔が狭いほど芝の生育、土壌改良には効果的です
追記
本来は原因に対する対策のみで良いのですが、土壌の改良だけでなく芝生の通気・通水性を良くして芝生を若返らせるエアレーション(更新作業)の併用をおススメします水はけがひどく悪い場合、目土より目砂を使うと改善効果が高くなります(目砂を使う優位性については「芝生に元気がない時の対処方法」をご覧下さい)
環境を整え、手入れさえすれば青々とした芝生が戻ってきます
コケが生えない環境作りを始めたら、グリーンカーペットまでもう一息です(続きは「芝生をキレイにする秘訣 - 水やり編 -」をご覧下さい)
★少しづつの改良が、庭をきれいにする一番の近道です★