マビックのホイールにはマビックのタイヤ
クリンチャータイヤと比べ利点の多いチューブレスレディタイヤ
しかしゴムが硬くタイヤ交換が難しい(タイヤがはめにくい)といわれ敬遠されていますが、マビックは違います!
マビックのタイヤ、ホイールに使われている「UST」の組み合わせなら、簡単に組み込むことが可能です
とは言え、やはり組み込みには多少なりともコツが必要なので、今回はそのコツを含めたタイヤのはめかたについてお話しします
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準備する
タイヤ組み込み時に必要なモノはもちろんですが、事前に準備しておくと作業がはかどるコトも含んでいます
- タイヤとシーラントを準備する
- タイヤのクセを取る
- シーラントをよく混ぜる
- タイヤの進行方向を確認する
タイヤはMAVIC YKSION PRO UST II (マビック イクシオン プロ)
シーラントにはマビック L35546600を準備しました
新品のタイヤは縛りグセがついていてホイールにはめにくいので、あらかじめ丸い形に矯正しておきます(丸い形にして吊るしておくとBest!です)
底にたまっている沈殿物がなくなるまで よくかき混ぜます
実際に使うまでには時間がある為、泡立ってもいいから しっかり混ぜ沈殿物をなくします
YKSION PRO UST IIは前輪と後輪のタイヤ溝方向が逆になるので注意が必要です
タイヤ側面の矢印=回転方向になるので、後輪は写真の様にタイヤの溝が中央からサイドに流れる方向なります(前輪はタイヤの溝がサイドから中央に流れる方向)
そして組み込みホイールにはマビックのKSYRIUM PRO CARBON SL USTを準備しました
タイヤをホイールに組み込む
準備が終わったら、いよいよ組み込み作業に移ります
- リム底部を石鹸水で濡らす
- 片側のビートをはめる
- 反対側のビートをはめる
- ビートをあげる
- ビートあがりを確認する
- バルブコアを外す
- シーラントを入れる
- バルブコアを取付ける
- 空気を入れる
- タイヤを回転させる
- 空気圧を測る
リム底部を石鹸水で濡らすことで手が滑らずにタイヤをホイールにはめることが出来、ビートも上がりやすくなります
この方法はタイヤに付属していた取扱説明書に記載されていたもので、私はお風呂場にあった無添加せっけん泡のボディソープを塗りました
一般的には「バルブの反対側から始める」と言われていますが、反対側から始めるとタイヤとホイールにあるマビックのロゴがズレるので、私はロゴが揃うようにロゴ位置から始め、バルブが最後になるようにはめました
大事なのは「バルブの位置を最後にする」という事です
これも先ほどと同様、バルブの位置が最後になるようにはめていきます
最後は硬くてはめにくくなるで、はめたタイヤの側面をつまみ ビートをリム中央のくぼみに確実に落としながら、タイヤをバルブの方に寄せてタイヤとホイールの間に隙間を作ります
そしてバルブの位置でタイヤを反対側に押し倒すようにリムにはめ込みます
バルブがビートの間にあることを確認してから、タイヤに空気を入れていきます
マビックの組み合わせはフロアーポンプで簡単にビートがあがるのですが、写真のようにビートの間にバルブがないと、いくら頑張ってもビートはあがらないのでご注意を!
タイヤのライン幅が均等であることを確認します
タイヤを回しながら確認すると、ビートが上がっていない場合 タイヤが波打ったようになるのでわかりやすいですよ!
ビートが上がったら、いったん空気を抜き バルブコアを外します
私はバルブキャップも兼ねたパナレーサー バルブコアツール 2ピース仏式バルブ専用を使って外しました
使用前に底を再度確認し、沈殿していたら泡が立たないようにゆっくりと 横回転で沈殿物をなくします
ロードバイクの充填量は23C~28C:30~40ml、28C~40C:40~50mlです
マビックのシーラントには横にメモリが有るので、それを目安にタイヤに入れます
またバルブを真下にしてシーラントを入れるとバルブから溢れてくるので、写真の様にバルブを少し上側した位置でシーラントを入れます
シーラントを入れる時はタイヤシーラントインジェクターが無くても、直接入れることが出来ましたよ!
規程量シーラントを入れたら バルブの内外に付着したシーラントをキッチンペーパー等で拭き取り、キレイにしてからバルブコアを取付けます
最大圧を超えないようにタイヤに空気を入れます
ハンドル付きアクスルボルトがあると、回転作業も楽に出来ます
空気圧計で正確な空気圧を測定してメモしておきます
私はバルブに取付ける時、エア漏れがほとんどないパナレーサー デュアルヘッドデジタルゲージで測定しました
1~2時間後、再度空気圧を測定して変化していなければ完了です
作業時の重要ポイント
- あらかじめシーラントを混ぜておく
- タイヤはバルブの位置を最後にはめる
- タイヤをはめる時、ビートをリム中央に落とし込む
ボトルの底に堆積している沈殿物はパンクした穴を塞ぐときに必要な粒子なので、シーラントをタイヤに入れる時は必ずその粒子も入るようにします
バルブによりリムにくぼみがなくなり(2.片方のビートをはめるの写真参照)タイヤとリムの間に隙間が作れなくなるからです
タイヤとホイールの間に隙間を作り、タイヤをホイールにはめやすくするためです
上記3点の重要ポイント押さえて作業すれば、簡単にタイヤを組み込めますよ!
そして、タイヤ交換に必要なタイヤのはずし方については「タイヤレバー不要!チューブレスレディタイヤの外し方」に詳しく記載してありますので、併せてご覧ください
★やはりマビックのホイールにはマビックのタイヤですね!★
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