浴室換気扇を分解する

分解で掃除は楽になる!

浴室換気扇の掃除って面倒ですよね!

その原因は分解して掃除しないからだと私は思っています

そして分解しない理由は、取扱説明書に「換気扇本体は拭き掃除」と書いてあるからだとも思っています

しかし取扱説明書には書いていませんが、ほとんどの換気扇は修理を想定して作っているので、分解・取外しが可能なのです(ただしメーカーが推奨していない以上、自己責任にはなりますが…)

そこで自己責任でも掃除を簡単・楽にしたい人の為に、パナソニック天井埋込形換気扇 FY-17C6TKを例に、浴室換気扇の分解方法を解説していきたいと思います

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作業手順

  1. 電源スイッチを切る
  2. 安全第一です
    また掃除中誤ってスイッチを押さないようにする工夫も必要です

  3. ルーバー(換気扇カバー)を外す
  4. 写真青丸部分がルーバー(換気扇カバー)になります
    ルーバーはスプリング式なので、ルーバーを引っ張れば10cmほど下に下がります

    ルーバーの両サイドに有るV字型のスプリングを、写真の様に内側につまみながら下に引っ張り、外します
    慣れないうちは手を挟まないように気を付けながら、片方づつ外しましょう

  5. ファン固定ナットを外す
  6. ナットを外す時、写真の様に穴に指を入れてファンを固定すれば、誤ってファンの羽根を破損する心配がなくなります
    この機種は対辺10mmのソケットレンチとエクステンションバー(延長棒)で外せます

    レンチボックスセットE-Value ソケットレンチセット 38アイテム ESR-2038Mがあると便利ですよ

  7. ファンモーターユニットを取外す
  8. ネジ止め部は暗くてわかりずらいので、懐中電灯で照らしながらネジを探します
    この機種は写真の赤丸部にプラスネジ2ヶ所で止めてありました

    ナットを外したら、側面のツメ2ヶ所を押しながらユニットを下側に引っ張ります
    ツメを押すと言うよりも、「ツメの辺りを押さえる事で枠が凹み、ユニットがツメから外れる」と言った方が感覚的には正しいと思います

    取付け間違い防止の為、ツメ部とユニットに合いマークを付けておきましょう

    ユニットには電源コードがつながっているので、ユニットを引出しすぎないように注意して下さい

  9. ユニットカバーを外す
  10. ユニット上部のネジ(赤丸部2ヶ所)を緩めると、カバーが外れます
    カバー脱落防止の為、ユニットとカバー上部の両方を持ちながら作業しましょう

    また作業手順4.同様、ユニットカバーとユニット上部に合いマークを付けておきます

    カバーを外したら、ファンを取外します
    少し固いですが、羽根を割らないように気を付けながら、まっすぐ引き抜きましょう

  11. カバー上部の落下を防ぐ
  12. カバー上部をそのままにしておいては危険なので、写真の様に布製ガムテープで固定しましょう
    紙テープは剥がし残しが出来やすいので、布テープなど剥がし残しが発生しないタイプを使用して下さい

  13. 部品を掃除する
  14. つけ置き洗いがおススメです

  15. 再取付け
  16. 取外しの逆順で作業すれば良いのですが、注意点はファンの取付け方です

    ファンの中心を見ると丸い穴ではなく、D字型(Dカット)の穴が開いていると思います

    カバー上部のモータシャフトもファン同様、D字にカットしてあります
    シャフトのDカットにファンのDカットを合わせるように差込みます

    ファンを取付けたら、ナットで固定します(ここが取外しと違うポイントです)
元通りに組立て、動作確認で問題なければ完了です

分解した結果

換気扇を分解して掃除したら、こんなにもキレイになりました!
ホコリがキレイに取れたおかげで、運転時の音も静かになりましたよ!

作業時の注意点

  • 取扱説明書以外の作業は自己責任で行いましょう

  • 作業中ファンが回転しないような処置をしてから作業に取掛りましょう

  • 作業中電源コードを傷付けない様に注意しましょう

  • 頑張り過ぎてファンなどを破損しないようにしましょう

  • ホコリ対策をしてから作業を始めましょう
  • 分解作業時にホコリが下に落ちる事があるので、「換気扇掃除の極意」を参考に対策して下さい
★掃除が簡単・楽になった分、自由な時間も増えました★